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2013.12.18

2013Jシリーズ中国大会part2

part1  part2  灰塚blog大会報告  リザルト(PDF)

11月3日の2013JシリーズTrials最終戦中国大会@灰塚から1月半が経過し、やっとこさでpart2のセクション設定についてのブログ更新。今さら・・という気がしないでもないけど、記録という意味でセクション設定に関わった一人として残しておきましょう。ちょっと長文になるけどご勘弁を。

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 セクション配置図

セクション配置図をもう一度載せておいて、以下に第1セクションから順に紹介。

時間が経って記憶が薄れてしまってたり、設定に関わっていないポイントもあったりして、細かいトコが間違ってるかもしれないけど、「各クラスは大体こんな感じ」という色矢印。例えば、緑・黒・赤・黄が共通の区間は緑で代表して記載とか。

第1セクション
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ここは枕木と丸太一本橋がメインのセクション。せっかく斜面があるのでそこに配置し、前からある岩と組み合わせてみた。ちなみに土斜面は雨が降るとズルズルになるので、できるだけ上りでは使わないように配慮したつもり。

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左側の逆L型の三連枕木がミニメ以上で、下側のやや斜めってる枕木はベンジャとプッシン。三連枕木の間隔はホイールベースくらいで、真ん中だけがやや低めの配置。エリートは最後の枕木の頂点から飛び降り。

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中盤はプッシン・ベンジャ・ウィメンは緩やかな梯子をピピッと登り、ミニメ以上は奥の岩へと登る。ミニメはやや低めの岩で、カデット以上はちと高め。カデットは枕木の長い助走が使えるけど、途中で黒挟みしてるのでジュニアとエリートは横から攻めるか最後の斜めった枕木を使うかの二択でしょうかね。

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続いてはプッシン・ベンジャは細い一本橋の下りで、カデット以上は長めの登り傾斜の一本橋となり、ミニメは一本橋を横断して下りる。一本橋はバランスをとるのに左右に倒れても一発5点にならないよう広めにテープ幅をとり、ただし、一本橋から落ちたら復帰するのは面倒だったりタイヤ以外が接触して加点となるような設定。

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ちなみに一本橋丸太は、上の林から切り出したもの。枝がたくさん張っていたので、そのままでも空中セクションが作れそうだったけど、グラグラするし倒した場所から動かせなかったので、仕方なく枝払いして、気持ちだけチェンソーで面取りしてセクションに使用。

第2セクション
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大会本部前に仮設足場でタワー状に組まれたセクションで、ジュニアとエリートは一番上まで登り、カデットはその1つ下まで。これは専門の方にお願いして作ってもらったそうです。選手関係者から前日に「最後のステップで左パラから失敗して後ろにひっくり返ると落下の危険もあるね」と指摘を頂戴し、その部分は防護柵を追加。確かにそうですね。高い場所とかは特に、失敗した時にどういう動きになるかも考えてセクションを作ることが大事ですね。ご指摘ありがとうございました。

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終盤は斜面とロック少々。天気が良ければ勢いで行ける区間なんですが、大会当日は雨でズルヌタになってたようですね。エリートは1ラップ目の様子を見て、2ラップ目は少し設定を変えたようです。

第3セクション
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こちらは電柱メインのセクション。今となっては貴重な木の電柱をチーム員が数本持って来てくれたので、いくつかはぶった切って地面に突き刺し、いくつかはそのまま並べてセクションに。

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木の電柱は表面がツルツルで雨で濡れると歩くのさえもヤバイ感じ。とりあえず、パワーのかかりそうなポイントだけは当日朝にガリガリと剥ぐ措置を。まぁ気持ちだけなんで、滑ることには変わりなかったようだけど。この一本橋もテープで囲ったのは最後の区間だけ。落ちたら元に戻るのに時間を費やして不利になるわけで、今回はできるだけ一発5点になるポイントを減らすような考えでセクションを設定。
奥側の地面に突き刺した2本の電柱は、チーム員がスコップで手掘りして埋めたもの。結構深くまで埋まってるのです。ちょっとグラグラしてたみたいだけど。

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で、最後は一本橋はやめて倒れた電柱を越える設定に。というか、電柱が長いし、切るのももったいないし、どうしようかと動かしていたら岩の間にガッチリはまり、「ここでいいか」とマーカーを設置した次第。自然の斜面だと無作為に倒木があったりするわけで、あまり考えず「あるモノ」を使ってセクションを構成するのもアリかと。ここも当日は滑って怖かったみたいですね。高さに余裕のある選手は問題なかったのかもしれませんが。

第4セクション
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ここは従来の岩&コンクリートBOXにパレットと小さなコンクリート水路を追加。全クラスとも難所はあるものの、なんとかフィニッシュまで行って欲しいな、という感じで設定したセクション。ただ、雨で地面やパレットが濡れたので、設定時より難易度は上がってしまった様子。

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最初の小さなコンクリート水路はチーム員が貰ってきたもの。とりあえずチャチャっと行って欲しかったので、あまり隙間を空けず単純に配置。簡単に動かせるので、普段の練習でも工夫次第で面白いポイントは作れるんじゃないでしょうか。斜めにしたり、裏返して積み重ねたりと。そして、カデット以上はmオーバーの岩にトライしてもらいます。このポイントは以前のオールジャパンな大会でエリートに設定したことがありまして、カデット選手の実力を考えて、敢えてここはジュニアやエリートと同じように行ってもらうことに。ミニメは横のややこしいポイントを設定しようかと思ったけど、他もあるのでベンジャと一緒の設定。

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続いては大きなコンクリートBOX周辺のポイント。カデット以上はパレットの変形ステアからBOXに上がり、ミニメはタイヤから。そして、ベンジャは側面の斜めってる岩からBOXに。パレットの変形ステアは、上面の角から20cmくらい奥に10cm角くらいの木を張り付けているので、気持ち良いステアはできず、ハンガーから突き出しするか、一気にリア着するか。このへんも、色々と工夫すればもっと面白いポイントが作れるのかもしれないし、練習もちょっとした工夫でバリエーションが豊かになるということなんでしょうね。

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最後のポイントは掘り込まれた穴周辺にパレットを置いて設定。この中では、青のベンジャが写真の見た目より難しい設定になっているんじゃないでしょうか。もしかしたらみんな足着きかなぁ、と思ってたけど、ポポーンと行った選手もいたようで、やっぱりベンジャ選手は凄いですね。先日チーム練習でこのポイントに挑戦してみましたが、私やチーム員は撃沈しました。もちろんエリート26のHIDEくんは問題ないでしょうけどね。


続く第5と第6は、午前と午後で別の場所にセクションを作製。なぜかと言うと、同じ緑マーカーを走るミニメとマスターズについて色々と考えた結果。10代半ば伸び盛りのミニメ選手と30代以上のマスターズを同じセクションで走ってもらうというのは、現状ではなかなか難しそうだと第3戦まで見て感じたことから。
第1戦ではマスターズは黒のカデットと基本同じ設定とされていたけど、マスターズ用に別のマークが設定され、結果的にうまい具合になっていたように思うのです。第2戦からは緑のミニメと全く同じ設定に変更されマーカー種別は単純化されたものの、見ているとマスターズの参加選手には結構キツめだった様子。それぞれの大会について評論してるわけじゃなく、定められた条件の中での設定にはどこかに無理も生じてしまうということです。そして、第3戦では1つか2つくらいクラスによって別セクションが用意されてたみたい。これはマスターズとミニメの区別のためだったのか、地形的に少し危険な箇所をプッシンやベンジャで避けるためだったのか、詳しく見ていないので分からないのだけど、「セクションを別にするということで解決できる面もあるだろうな」と感じたので、それじゃ最終戦でやってみよう、となった次第。
なので、基本的には午前専用のミニメの緑は長めにして体力をガンガン使ってもらう設定にして、午後専用のマスターズの緑は長さとしては短めで少ないポイントで難所を設けるという設定。結果的には、もうちょっと修正すべき点もあったのだけど。

第5セクション午前の部(ウィメン・プッシン・ベンジャミン・ミニメ)
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奥の砂利山とゴロゴロ岩を使ったセクションで、全クラスとも長くて難易度は高め。あまり高低差がないので午後のクラスではセクションを考えるのが大変だけど、午前のクラスにとっては頃合いの良いエリア。追加した人工物はプッシン用に設置したミニケーブルコアのみ。まぁ、岩も全て持ち込んだものなので人工物といえば全て人工物なんだけど。

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左からプッシン・ベンジャミン・ミニメの最初のポイント。結果的にはベンジャは全員が足着きで対応。もしかしたらミニメのポイントより難しかったかもしれない。クリーン狙いでトライしても、ちょっと間違えると前輪軸が空中でテープを越えて5点になる危険性もあるだろうし。このへんの按配は難しいですね。もちろん、足着きといっても技術は必要なわけで、いかに素早く安全に足着きで抜けるかは、見ていても選手によってかなりの差があったわけですね。

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続いてはガラガラザクザクの斜面トラバース。なんてことない斜面の横走りに見えるけど、残りのセクションが長いので、ここを素早く抜けることが重要になってくるわけです。この区間では地域差みたいなものを見ることができたのですが、どの地区がどうとはここでは申しません。地域差というよりは、普段ザクザク斜面を練習してるかどうかの違いでしょうけどね。

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ここからも青のベンジャと緑のミニメは難しいポイントがあるわけでして、多分マスターズにこういうセクションばかりを提供したら「もうやーだ」となってしまうでしょうね。あっ、ベンジャはこの少し手前に命運を分けた重要なポイントがありましたね。写真が無かったのでそこはパスです。

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長い長いミニメの最後のポイントがこのエッジの利いた岩。この辺りで時間や加点を使い果たした選手が多かったわけです。設定者としては、前輪を岩の峰部分Fにフックし後輪をRの位置に置いてから突き出しで抜けるパターンかと思って後輪軸がテープからはみ出さないようにしてたのですが、写真右側の細い矢印部分にピンポイントだけどラインが残っていたようです。まあ、それはそれで凄いラインなので素晴らしいことなのですが、予想外の動きをされると審判としても一瞬焦りますね。でも、それも面白いことなのです。「こういくか?いや、ここもあるか」と考えて、その予想を超える動きを選手にされるのも「やられたぁ」と思いつつ楽しいわけです。

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プッシン最後のポイントがミニケーブルコア。岩からケーブルコアに移り、直角に曲がって次のケーブルコアに。ケーブルコアは20インチでかつかつ全後輪で挟めば乗る大きさで、ダニダニで行こうとすると前輪がテープを超えるような設定。結果的には、ここがプッシンの勝負の分かれ目になったようです。

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最後は意味のない一本橋シーソー。マーカー指定してないので通る必要はないんだけど、もしかして誰か通ってくれるかも?と薄い期待を持ってたたけど、誰も通りませんでしたね。当たり前か。

第5セクション午後の部(マスターズ・カデット・ジュニア・エリート)
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岩を配した築山周辺にケーブルコアを複数配置したセクションで、エリートには最後に難関ポイントを設定。セクションを作った時にも「いやいや、無理でしょ」と何人かに言われたけど、このくらいあってもいいでしょ。

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大会当日は助走路がズルヌタになって多くの選手が苦労したロックステア。大半の選手は、この一つ前の斜めケーブルコアで四苦八苦状態になってました。でも、何人かの選手は上手い具合に助走スピードをつけて抜けて行ったわけで、何かが違うんでしょうね。私にはその違いは分からないけど。

131103sec5pm3
これがエリートの難関ポイント。いや、私も反省してます。もうちょっと岩の上にスペースを空けておけば良かったな、と。クリーン狙いは難しかったですね。競技が終わってからエリート選手が練習に来てました。「晴れの日にやりたかったなぁ」って言ってましたが、私も晴れの日に気持よくトライする姿は見たかったわけです。

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確かに、岩に乗ったとしてもハンドルエンドがケーブルコアに当たりそうです。上がった先のケーブルコアの脇のテープを張る位置も、複数のラインを考慮すると少しマズかったですね。

第6セクション午前の部(ウィメン・プッシン・ベンジャミン・ミニメ)
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すみませんが、このセクションは設定時もあまり見てないので細かいポイントは分かりません。後で聞いた話によると、写真の左裏手側に重要なポイントがあったようです。

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右側がフィニッシュ位置で、ミニメは写真奥まで進んでUターンして戻ってくる設定。

第6セクション午後の部(マスターズ・カデット・ジュニア・エリート)
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チーム員が猿山と称しているエリアでして、大会1週間前にチームの方が重機を持ち込んでセクション改良をしていただいたようです。

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結果的に右側の緑マスターズのポイントは不要だったかも・・。

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実は中盤にもマスターズの設定(緑破線)があったのですが、長すぎるような気がしてこの区間はカデット以上だけにしたのです。そこを削ったのでマスターズは短くなったような気がしてたんですが、それでもまだ長すぎたようですね。もう少し時間をかけてセクション構想をするのが必要かも、という反省材料を頂いたということでしょうか。何にせよ、やってみて分かることが多いわけで、今年は最初の一年ということでご勘弁くださいまし。

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中盤は気持ちよく跳んでもらおうと全クラスに池超えのポイントを設定。ぬかるんだ状態で気持ちよかったかどうかは知りませんが。

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ジュニアとエリートは最後に危なげなポイントを設定。この岩、ちょっと脆いので来年は崩してるかも、です。良い子は周りで遊ばないように。

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ドライだと問題ないんでしょうが、濡れてるとヤでしょうね。

とりとめもない感じだけど、これにて2013Jシリーズ灰塚のレポは終了。次回があれば、この大会で得た様々な経験を活かしてより良い大会にして行きたいものですね。

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