2008.03.02

背中の角度

心機一転スタートした2月29日以降は、合間をみてのDVD鑑賞がマイブーム。 
        
といっても、長々と再生するわけではなく、ある一場面を何度もリピートさせての再生。 
特に派手なシーンではなく、ちょっとしたタメとか小さな飛ばしとか、そんな場面。 

見る時間も数分程度なのだが、じっくり見てると納得させられることも多い。
で、納得して『さてやってみるか』となると、なかなか具合がよろしくない。

複数動作を一連で行うのが苦手なため、とりあえず何か一点だけに集中。
なんとなく【背中の角度】が気になっていたので、背中を丸めないようにしての練習。

そして、試しにその場ダニ(漕ぎ入れずに真上に跳ねてダニするやつ)を試行。

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2005.12.03

ツボ

以前から分かってはいたのだが、腰が折れずに背中が曲がる悪い癖。致命的なのは【体がカタイ】ということなのだが、背中を意識するだけでも少しは違うということが先日の夜練で分かってきた。

上手い人の突き出し映像を見ていると、背中がピンと伸びていることが分かる。タメの時には一瞬エビ反っているような感じ。もちろん、突き出しにも色々な手法があるので、全てがそうとは言えないのだろうけど。

で、我が身を振り返って考えると、どうしてもタメる時に腰を折り曲げることができないので背中が丸まってしまう。跳び上がってからは、ハンドルを引き上げようとして背中が余計に丸まってしまう。結局は跳び上がろうとするのを自分自身で邪魔してしまう格好。そんなことでフロントが高く上がるわけもなく、突き出し失敗ということに。

全てを一気に改善できるわけもなく、とりあえず跳び上がった瞬間に背中を伸ばすことだけ意識してトライしてみると、思った以上にフロントが上がり、今まで一度たりとも出来なかった高さの突き出しに成功。といっても、今までの限界が40cm程度だったので、たかが知れているのだが。
随分前に「引き上げるとか、足を納めるとか、そんなに意識しないけど・・」と言われた意味が、少しだけ分かったような気がした。聖徳太子じゃないのだから、一瞬にして体の全てに意識を配るなんて容易く出来るわけないのに、今まで『アレもコレも』と欲張っていたのがマズかったのだろう。

そして、少なくとも自分にとってのツボが背中にあることが分かっただけでも、かなりの収穫があったと言える。

ソレに気付き、いつもやってるシングル技の再確認をしてみる。
80cm弱の高さにフロントを置いた状態で静止し、そこから一気に後輪を引き上げるのだが、いつもはフロントに覆い被さる感じにし、ジャックナイフのイメージを浮かべながら体を前に迫り出して、フロントを転がしながら後輪を引き上げている。その覆い被さりから迫り出しの区間を、ちょっと突き出しのイメージを持ちつつ、背中を伸ばして上に跳び上がる感じでやってみると、今までよりは後輪の引き上げが多少楽になることが分かった。

vinco80cm

『もしかするとココで突き出しも・・』
と欲を出してやってみたが、さすがに今の私には無理。

ただ、60~70cmなら出来そうなイメージだけは掴むことができた。(イメージだけね)

他にもツボが沢山あるのだろう。時間をかけて少しづつ見つけていければ、と思う。

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2005.07.20

脱力

ウクレレの極意は脱力だ、という話を聞いたことがある。
最近になって、トラやってる人にウクレレ好きな人が意外と多いことを知ったが、もしかすると、脱力ということでは共通点があるのかもしれない。

数年前にHerb Ohtaのコンサートを見に行く機会があった。その前からウクレレは好きだったのだが、オータサンのウクレレを生で聞いて、更にその魅力に吸い込まれていった感がある。最近ではウクレレといえばJake Shimabukuroらしいが、つい最近まで全く知らなかった。
ちなみに、最初にウクレレを手にしたのは小学生の頃。何故だかは覚えていないが、叔父さんからウクレレを譲ってもらい、ポロンポロンと爪弾いていた。まぁ、その当時から腕に関しては全く上達していないのだが。

高校生になった頃だっただろうか。エレキギターに興味を持ったものの買うことは出来ず、ウクレレを改造してエレキウクレレにして遊んでいた。
最初はギターの細めの弦を張りピンマイクを装着して遊んでいたのだが、そのうち物足りなくなってボディーを削り出しで自作し、楽器屋でエレキギター用の安いピックアップやブリッジを買ってきて装着。もはや脱力系とは無縁の世界へと入ってしまっていた。その後も改造を重ね、ピックアップもダブルで配置し、トーンコントロールや位相反転スイッチ等も装着してしまい、スピーカーさえ付ければZO-3(ゾーサン)になってたような(当時まだZO-3は発売されていない)気も。

そんなウクレレの変遷話はどうでもいいのだが、今朝の朝練で脱力の効能を実感。
くだんの階段基礎練で、縦方向のホッピングをする際に着地時の脱力を心がけてみると、思った以上に疲れずに上がれることを発見。今までは跳ぶ前のタメ~跳ぶ間際の脱力を意識していたのだが、どうやら腕の疲れの原因が着地時の無駄なブレーキにあったことに気付く。

またすぐに壁にぶち当たるのだろうが、ちょっと進歩している自分に心が踊った。

明日はどんな発見があるのだろう。
一つのことをしつこく繰り返すのもアリかな?と思い始めたこの頃。

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2005.03.21

バミューダ

oyazy仲間の【うなぎヘルさん】がお気に入りの言葉。
「うわぁ~、バミューダが強いねぇ」とか、シロートな私には意味不明だったりする。
何度か意味的なことを聞いてはいたのだが、実はあまり理解していなかった。申し訳ない、うなぎヘルさん。

で、あらためて聞いてみると、昔のブラック団時代の言葉なのだとか。
フロントを限界まで高く上げた『バイクの状態』のことを示すそうで、テクニックの名前ではないそうだ。

詳しくは黒山父さんによる解説をご覧いただくとして、前タイヤを高く上げて我慢することを『バミューダ』と表現したのが始まりとのこと。

黒山の健ちゃんもblogで『バミューダ』という言葉を使っているし、少なくとも広島ローカルでは急速に広まりそうな言葉である。というか、流行らせようとしているのだけど。

ジオメトリー的にはバミューダ帝王とも噂される(って誰が言ってる?)我がnew bike。
これに乗ってるくせに「あんた、バミューダ弱いですからっ」と言われたら拙者は切腹ものだね。

カスでも『バミューダの角度』だけはトップに肉薄したいものだ。
もちろん、セクションで使える使えないは別の話だが。

とりあえず仲間内でバミューダ対決でもやってみるか。でも、判定が難しいな。

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2005.03.16

捻り跳び

平地で立ち幅跳びをするなら、正面に真っ直ぐ跳ぶのが効率的。
ただし、段差のある場合(特に飛び移る先が高い時)には、真正面から着地するのは少々怖いものがある。

届かなかった時に段差で脛打ちしそうな気がして。

多分、そんなことにはならないのだろうけど、怖いと思った瞬間に踏み切ることはできなくなってしまう。
そんな時、片方の足が少し前に来るように体を捻ってやると、多少は気楽に着地ができる。

その事と意味は違うのだろうが、いろんなビデオを見ていると、ダニ跳びで少し体を捻るようにしている例も多いようだ。

どちらかというと、逆足サイドが少し前になるような捻り方。

リアセンターがそんなに短くないBrisa26Dに乗っていた頃を思い出すと、前方への距離は今よりも楽に跳べていたように思える。最初の『溜め』が楽にできていたというのか、その『溜め』を開放するのが楽だったというのか。どちらにしても、『溜め』から『跳び』への移行が、わりと楽だったということ。

リアセンターの短い03XTPになってから『なんか跳びにくいなぁ』と感じていたが、今のVCになってからはその思いが余計に強くなった。
直立に近いダニ状態で安定するということは、逆に言えば従来のような『溜め』がとり難いということにもあるのかもしれない。

表現し難いが、『溜め』ても『跳ぼう』とすると後輪が『プリン』と抜ける感覚。

少ない時間ながらも、色々と方法を変えて試してみると、結果的には捻った状態になった方が楽に跳べるような気がしてきた。

もちろん、ビデオで派手に跳びまくっている人達のレベルとは雲泥の差。それは十分承知しているが、真似をしてみると力学的に少しは理解できる部分もあったりする。


明日からは暫し海を渡って南の島での出張仕事。週末まで更新停滞の予感。

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2005.03.09

ギア比

ここ半年くらいのギア比は前18T-後14T(ギア比1.286)で、たまに13Tや12Tも使っていた。

純トラ用なので、当然ながら前はシングル。更にフロントフリーなので、自ずと前は18Tということになる。フロントフリーでも18T以外の選択が無いわけではないが、合うリングガードが少ないことや、リアとの兼ね合いもあって、18Tに落ち着いているということなのだろう。

最初にフロントフリーの26インチに乗ったのは、今から3年前。もうBikeTrialからは撤退してしまったMEGAMO社のEqipPro26というトラ専用車で、リアセンターは最近のように短くはないがBB位置は少し上がっており、更に前後ディスクということもあって、当時ではかなり珍しい部類に入っていた。
なかなか前が上がらず、前18T-後16T(ギア比1.125)で乗っていた記憶がある。もちろん、自転車のせいではなく、自分の技量の問題だったのではあるが。
その後に乗り換えた26インチでも、わりと軽めのギア比で乗っていたような気がする。

それが、ひとつ前の03XTPになってからだと思うのだが、リアセンターが短くなったことでフロントが上げやすくなったこともあって、ちょっと重めのギア比へと変ってきた。
ひどい時には、移動で一番重いギア(18/12=1.50)にしていたことを忘れてステア練習をし、急に調子良くなったりもして。

そんな風に重めのギア比に慣れていたのだが、最近『少し軽くしてみようか』と考えるようになってきた。

今までは、足を回すのが下手なため、軽めのギアだと【ぐいっ】と漕ぐ感じが無くて動きにアクセントが生まれず、ステアの前で失速して終わり。それを回避するために、重めのギアで【ぐいっ】という漕ぎ感を得て、勢いでステアに上がる。

もちろん、そのこと自体が悪いわけでもなく、『重いギアで乗れるならその方がいいよ』と言われたこともあったが、スペースの狭い場所では、重いギアではどうしても手詰まりになってしまう。
ちょっと漕いだら前につかえてしまった、みたいな事も結構あったし。

結局は『自分が何をしたいか』とか『どんな風に乗りたいのか』で決めれば良いこと。そういう意味では、26インチの変速機ってのは自分にとっては不可欠なパーツ。
レギュレーションで変速機が不要となったとしても、多分そのままで乗ることになるだろう。

まぁ、そんな変更は当分無いんだろうけど。

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2005.03.04

Video

最近はネット上で様々なVideoを見ることができる。

ちょっと前だったら考えられないような何10MBとかの動画ファイルも、ちょっとだけ待っていればダウンロード完了。ブロードバンドが急速に普及した恩恵にあやかれる。考えてみたら、そういうコンテンツが増えたからブロードバンドが一気に普及した、ってことでもあるんだろうけど。

今は田舎にUターンしているのだが、一昨年までは広島市内に事務所兼住居を構え、光ファイバー回線を使っていた。Bフレッツの中ではそんなに速い速度ではなかったが、それでも20数メガ以上は出ていた。最初は『はえ~!』と驚いていたが、いつの間にか普通に感じるようになっていた。
そんな頃に、ADSLしか開通していない田舎にUターン。当分の間は、『ADSLは遅くてたまらん!』という感じだったが、いつの間にか数メガという速度にも慣れてしまっていた。

何でも慣れってのがあるもんだ。善くも悪くも。

メーカーwebでもVideoを見ることは可能だが、普段は有名なサイトの【ObservedTrials】とか【NopOgo】なんかでNewVideoをチェックしている。アップロードされるVideoの数では【Trials-shack】も凄いが、全てを見ていたらちょっと大変なことになる。
とりあえずDownloadsの多いものをチェックするか、名前を見て『なんとなくイイかな?』みたいなのをダウンロードしてみるとか。

しかし、以前だったらダウンロードしたファイルの容量なんて気にすることもなかったけど、最近は気が付かないうちに容量が膨れ上がっている。
100MB超のハードディスクを見て『すっげ~!』と思ってたのも、そんなに昔じゃない気がするんだけど。。

Videoといえば、自分の乗ってる姿を客観的に見るのにも良い道具。
以前は結構自分の練習風景を撮影していたが、最近はめっきり。いくらやっても自分のダメな部分が見えるだけで、それをどうして直せばいいのかが分からない。

やっぱり、上手い人達に混じって練習するのが一番。そういう環境があれば。
でも、暖かくなったらやってみるかな、また。もしかしたら新しい発見があるかもしれない。

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2005.02.27

逆足前

どちら側でも同じように使えたら随分と違うんだろうな、とは思う。

Vincentのように、フロントアップ状態で「スイッチ」とか言いながら自在に漕ぎ足を入れ替えることができたら、さぞやセクションでの自由度が増すことだろうに。
 そこまでとはいかないまでも、逆足前でも安定したスタンディングができれば。

利き足を着いた場合などは、逆足前からの復帰もできないことはないが、相当気合を入れておかないと、もう一回足を着いてしまうことが多いのも現実。大会とかで無駄な足着きするのはそういうこと。頭では分かっているものの、なかなか身に付かない。

結局は、そういう練習をしていないってこともあるのだろう。要するに、自分が不利な状況からの練習。

自転車を乗り換えたこともあって色々と違和感もあるが、逆に、そういう違和感のあるうちに苦手なことを練習しとけば克服できるんではなかろうか。そんな風なことを最近感じている。
ステアとかはかなり楽にはなったものの、一度足着きをしてしまったら、ペダルの異様な高さゆえだろう、復帰するのがとても難しくなった。その感覚が普通に戻る前に逆足前の状態に体を慣れさせれば、もしかしたら左右どっちでもダニエルが、、、なんてことはないだろうが、多少は余裕を持って足着きにも対処できそうな気も。

この時期はなかなかまとまった練習時間も取れないので、昼とか夕方に多少なりとも余裕があれば、数分だけでもいいので乗るようにしている。低い庭石に前輪とか後輪だけを置いてのバランス練習。それも、出来るだけ利き足を着いた状態から逆足前にしてのスタンディング。
ほんの僅かなことだが、数日すると多少は慣れてちょっとは楽になっている事に気付く。

 『やっぱり続けることなんだな』と実感。

こういう時に、長年やっている上級者の方々の言葉を思い出す。
そう、誰でも最初から出来てたわけじゃないのだから。

もちろん、上達速度に個人差があるのは事実。急激に上達する人もいれば、なかなか思うようにいかない人だっている。でも、続けていて下手になる人は滅多なことではいないだろう、地道に続けてさえいれば。

何でもそう。出来るか出来ないかは、やろうとするかしないか。やろうとしない人が出来る人を見て『私にゃできん』と思うのは当然。物には限度というものがあるので、やろうとしても出来ないことはあるだろうし、『努力さえすれば何でも出来る』なんてことは思っていない。でも、とりあえずはやってみないことには、何も始まらないのだから。少なくとも、それを『やりたい』と思っているのであれば。


ちょっと本題からズレてしまったか。

今までは前下がり状態でのスタンディングがとても苦手だったが、ちょっとの時間だけでもバランスが取れるようになると、ほんの気持ちだけ苦手意識は薄らいでいることに気付く。

『ダメだ』と思ってやるのと『大丈夫』と思ってやるのでは、やはり大きな違いがあるものだ。地道な練習がメンタル面で大きな差になることを今さらながらに痛感。

そんな練習をしてるうちに、ちょっと妙なことに気付く。

前下がりでは逆足前でもソコソコはスタンディングが出来るのに、前上がりの状態では逆足前だとサッパリだということ。後輪を小さくホップさせようと思っても、地面に吸い付いたようになってしまうのである。どうも、交互に前後輪をホッピングしているうちに、逆前足側のペダルが上がってきて、大きくバランスを崩してしまうようだ。
 手(前後ブレーキ)と足(ペダルへの荷重配分)の連動が、足が逆になることで上手くいかなくなっているのではないか、と自己分析。これも慣れるしかない。

当分は、派手目の練習は棚上げしといて地味な練習に励みますかね。

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