どちら側でも同じように使えたら随分と違うんだろうな、とは思う。
Vincentのように、フロントアップ状態で「スイッチ」とか言いながら自在に漕ぎ足を入れ替えることができたら、さぞやセクションでの自由度が増すことだろうに。
そこまでとはいかないまでも、逆足前でも安定したスタンディングができれば。
利き足を着いた場合などは、逆足前からの復帰もできないことはないが、相当気合を入れておかないと、もう一回足を着いてしまうことが多いのも現実。大会とかで無駄な足着きするのはそういうこと。頭では分かっているものの、なかなか身に付かない。
結局は、そういう練習をしていないってこともあるのだろう。要するに、自分が不利な状況からの練習。
自転車を乗り換えたこともあって色々と違和感もあるが、逆に、そういう違和感のあるうちに苦手なことを練習しとけば克服できるんではなかろうか。そんな風なことを最近感じている。
ステアとかはかなり楽にはなったものの、一度足着きをしてしまったら、ペダルの異様な高さゆえだろう、復帰するのがとても難しくなった。その感覚が普通に戻る前に逆足前の状態に体を慣れさせれば、もしかしたら左右どっちでもダニエルが、、、なんてことはないだろうが、多少は余裕を持って足着きにも対処できそうな気も。
この時期はなかなかまとまった練習時間も取れないので、昼とか夕方に多少なりとも余裕があれば、数分だけでもいいので乗るようにしている。低い庭石に前輪とか後輪だけを置いてのバランス練習。それも、出来るだけ利き足を着いた状態から逆足前にしてのスタンディング。
ほんの僅かなことだが、数日すると多少は慣れてちょっとは楽になっている事に気付く。
『やっぱり続けることなんだな』と実感。
こういう時に、長年やっている上級者の方々の言葉を思い出す。
そう、誰でも最初から出来てたわけじゃないのだから。
もちろん、上達速度に個人差があるのは事実。急激に上達する人もいれば、なかなか思うようにいかない人だっている。でも、続けていて下手になる人は滅多なことではいないだろう、地道に続けてさえいれば。
何でもそう。出来るか出来ないかは、やろうとするかしないか。やろうとしない人が出来る人を見て『私にゃできん』と思うのは当然。物には限度というものがあるので、やろうとしても出来ないことはあるだろうし、『努力さえすれば何でも出来る』なんてことは思っていない。でも、とりあえずはやってみないことには、何も始まらないのだから。少なくとも、それを『やりたい』と思っているのであれば。
ちょっと本題からズレてしまったか。
今までは前下がり状態でのスタンディングがとても苦手だったが、ちょっとの時間だけでもバランスが取れるようになると、ほんの気持ちだけ苦手意識は薄らいでいることに気付く。
『ダメだ』と思ってやるのと『大丈夫』と思ってやるのでは、やはり大きな違いがあるものだ。地道な練習がメンタル面で大きな差になることを今さらながらに痛感。
そんな練習をしてるうちに、ちょっと妙なことに気付く。
前下がりでは逆足前でもソコソコはスタンディングが出来るのに、前上がりの状態では逆足前だとサッパリだということ。後輪を小さくホップさせようと思っても、地面に吸い付いたようになってしまうのである。どうも、交互に前後輪をホッピングしているうちに、逆前足側のペダルが上がってきて、大きくバランスを崩してしまうようだ。
手(前後ブレーキ)と足(ペダルへの荷重配分)の連動が、足が逆になることで上手くいかなくなっているのではないか、と自己分析。これも慣れるしかない。
当分は、派手目の練習は棚上げしといて地味な練習に励みますかね。
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